COLUMN

コラム

世界について思うことを綴ります

2022-03-20

面白かった本

面白かった本について紹介する機会があったので、こちらにも・・・

ラマ色コラボとはあまり関係ないのですが、徒然コーナーだからOKかな・・ということで♬

 

「正しい暮らし方読本」五味太郎

「正しい買い物のしかた」「正しいケンカのしかた」どれもクスクス、ふむふむ・・・かなり良い感じ。

正しい暮し方読本 (福音館の単行本) | 五味 太郎 | | 通販 | Amazon

 

「現代に生きる若月俊一のことば 未来につなぐ農村医療の精神」 松島松翠 編著

『健康と平和を守る闘いを生涯続けた地域医療の先駆者の 心に響く82の言葉』(HPより)

戦後、農村医療をけん引してきた佐久総合病院の若月俊一院長(故)。「農民とともに」ということに重点をおいて、住民に寄り添い続けながら、医療を通じて地域の民主化に取り組んでこられた。地域に入り込み、自ら脚本を手掛けて演劇とセットで診察を行って回る活動は有名。

私たちのネパールのプロジェクトでも佐久総合病院での研修時にヒントを得て、その後ポカラで町内会や女性グループとみなさんと協働して、住民目線の楽しい要素を含んだ健康教育を実践してきた。回った町内会の数は約60ほど。やはり演劇が、とても評判がよかった。

印象に残っている言葉

「医療は民衆のものであり、民衆がつくるものである」

「農民のために」から「農民とともに」へ

「向こう三軒両隣とおつきあいができないで、なにが「住民とともに」だ

「理屈は聞き飽きた。理屈なんかどうにでもつく。問題は実践なのです」

AmazonHPには、「試し読み」で前書きと目次が読めます。82の言葉はここで全部読めます。気になった方は、ぜひのぞいてみてくださいませ

https://www.amazon.co.jp/現代に生きる若月俊一のことば未来につなぐ農村医療の精神松島松翠編著/dp/4259521780

 

「近世村人のライフサイクル」大藤 修

テレビの時代劇の将軍とかのライフではなく「村人のライフサイクル」を知って「へー!「ほー!」がたくさん。農民は搾取されていて、苦しい日常生活に耐えていた・・という印象・でもでも!!!

村には村の秩序があり、はちゃめちゃ楽しいイベントや出会いがあり、家と村を守っていくというしきたりもある。

近世村人のライフサイクル (日本史リブレット) | 大藤 修 | | 通販 | Amazon

 

「大聖堂」レイモンド・カーヴァー

自分の固定概念を覆す目から鱗の作品。

この本は短編集で、一緒に収録されている「ささやかだけれど役にたつこと」も秀悦

大聖堂 (村上春樹翻訳ライブラリー) | レイモンド カーヴァー, Carver,Raymond, 春樹, 村上 | | 通販 | Amazon

 

「遠い山なみの光」Kazuo Ishiguro

彼の作品には好きなものがいくつかあるけれど、今回はこちらを。「日の名残り」や「わたしを離さないで」は映画になった。

彼の本は一つ一つの単語と段落と章のもつ意味と、その順番が、絶妙な絡み方をしていて、読んでいてぐんぐん惹きつけられる

Amazon.co.jp : 「遠い山なみの光」Kazuo Ishiguro